監修者:三並正芳院長
最終更新日:2024/12/25
即日性病検査なら新宿ファストクリニック
【医師監修】
梅毒の実態
~検査項目・費用まで徹底解説~
梅毒とは、治療が遅れると全身の臓器に深刻な影響を及ぼす可能性がある性感染症です。
梅毒感染の原因
トレポネーマ・パリダム(Treponema pallidum)という細菌の感染によって引き起こされます。
主に性行為(性器・肛門・口腔による接触)を介して感染しますが、妊娠中にお母さんから赤ちゃんへ感染する(母子感染)可能性もあります。
梅毒の主な症状
症状は、時間経過とともに変化します。
第1期梅毒(感染後約3週間)
外陰部、陰茎、口唇などにできる痛みのない硬いしこりや潰瘍(初期硬結、硬性下疳)など感染部位の皮膚症状が特徴的です。
また、リンパ節が腫れることがありますが、痛みがあることが多いヘルペスと違い、痛みがないことが特徴です。部位としては、鼠径部や顎下に見られることが多いです。
第2期梅毒(感染後数週間~数ヶ月)
手のひらや足の裏にも出ることがある全身性の発疹(バラ疹)など全身の皮膚症状が特徴的です。
他にも、軽い発熱、全身リンパ節腫脹、脱毛など多彩な症状が現れますが、この時期を過ぎると症状が消えてしまうことが多く、その後しばらくは無症状(潜伏期)になります。
第3期梅毒(晩期梅毒)
ここまで経過してしまうと、臓器への症状が起こります。
数年から数十年後に、体内で慢性的な炎症を起こし、やわらかいゴムのような腫瘤(ゴム腫)や、心血管・中枢神経への重大な合併症を生じます。
梅毒の検査方法
梅毒の検査は2つのタイプがあります。
RPR
梅毒感染により増える物質に対する抗体を調べる検査です。
治療により値が下がりやすく、病気の「活動度」や「治療効果判定」に役立ちます。
TP
梅毒の原因となる細菌、トレポネーマ・パリダムそのものに対する抗体を調べる検査です。
一度陽性になると多くの場合、過去に治療していても長期間陽性のままとなります。
そのため「生涯で梅毒にかかったことがあるか」の確認に向いています。
RPRは治療を確認する時などに使われることがあります。
なぜならRPRは梅毒に感染すると数値が上昇し、治療すると数か月から数年かけてゼロに向かって下がっていくからです。
対してにTPは一度感染すると治療後も数値が高いままです。
RPRより先に数値が上がることもあります。
よって、TPは主に初感染の感知に使われることが多いです。
Q&A
Q1 自然に治りますか?
いいえ。梅毒は自然治癒することはありません。
皮膚症状が出てもしばらく経つと消えてしまうので、治ったと思われる方やそもそも梅毒とは気が付かずストレスによるできものと思われ、そのまま放置されてしまう方もいらっしゃいますが、治癒はしておらず、体内および臓器へ感染が広まっていきます。
Q2 再感染しますか?
はい。感染した人の血液中には一定の抗体がありますが、再感染を予防できるわけではありません。
よって、パートナーと一緒に治療しない限り再感染のリスクがあります。
Q3 妊娠などに影響がありますか?
はい。流産や死産、先天性梅毒などのリスクがあります。
しかし、妊娠前や妊娠中に適切な治療を行うことにより、リスクを大幅に減らすことができます。
当日結果で安心の即日性病検査
新宿ファストクリニックでは、クラミジア、淋病、梅毒、HIVなどの性感染症に対応した検査と治療を提供しています。結果は最短70分で通知され、当日中にご安心いただけます。(※再検査・検査エラー時を除く)
診察の流れ
初診の方は、問診票の記入から始まり、医師による問診の後、必要な検査を行います。検査結果は迅速にお知らせし、必要に応じて即日治療が可能です。
対応している性感染症の種類
新宿ファストクリニックでは、以下の性感染症に対応しています。
- クラミジア感染症
- 淋病
- 梅毒
- HIV感染症(エイズ)
- 尖圭コンジローマ(HPV感染)...など
費用について
検査や治療の費用については、事前にご確認いただけるよう、料金を明示しています。料金に関する不安をなくし、安心して受診できるように心がけています。